ここが違う! 少女漫画と少年漫画の描き方分析

少女漫画と少年漫画、どちらが好きでしょうか?

私はどちらの作品も好きなのですが、この2つは同じ漫画でも色々違うところがありますよね。

今回は少女漫画と少年漫画を比較した結果…
      
     

①ジャンル
     

②コマ割り
   

③絵柄


この3つが違うことが分かったので、分析結果について詳しく書いていきたいと思います。

少女漫画と少年漫画の違い①ジャンル

少女漫画は恋愛がメインのものが多く、少年漫画はバトルがメインなのが多いですね。

   

メインと書いたのは、1つの作品でも様々なジャンルが混ざっているのでこう書きました。

ですが、あくまで多いというだけで例外はもちろんあります。


   

例えば、『夏目友人帳』という作品は少女漫画誌の作品ですが恋愛ものではなく妖怪が出る和風ファンタジーですし、少年漫画ではジャンプに『ニセコイ』という作品があり、こちらは恋愛ジャンルでラブコメものです。

では、何故メインジャンルが違うのかといえば、男女で思考が違うからです。

男性は主に結果がハッキリしている分かりやすいものを好む傾向にあります。

なので、男女の複雑な人間関係などの描写が多い恋愛ものよりも、どちらが勝ってどちらが負けるとハッキリしているバトルものが多いです。

それに男性は本能的に強くありたいと思うものなので、強さを表せるバトルものが好まれるのでしょう。

また壮大なストーリーや主人公が成長していくストーリーが好まれやすいので、バトル要素に例えば『FAIRY TAIL』のようなファンタジーだったり、『ONE PIECE』のような世界を冒険する要素が含まれていることが多いです。

一方、女性は自分をヒロインなどに感情移入しながら読んでいきます。

なので、一番身近でキャラに共感しやすい話題である恋愛モノが多いのです。

また感情移入しやすいため、学園が舞台だったりキャラが学生であることも。


このようにターゲットとしている読者の思考が違う為、例えば少年漫画で恋愛要素を入れるとしても大抵はメインにならず、ちょっとしたスパイス程度に入れるくらいで終わるのだと思います。         
    
    

少女漫画と少年漫画の違い②コマ割

少女漫画はあまり決まりがなく少年漫画は細かいコマ割です。

少女漫画は、恋愛ものが多いので心理描写が多いです。          

こういった感じですね。


もしキャラの心理描写がされないまま淡々と話が進んでいってしまったら、共感しようにもしにくいですよね。

なので、キャラに感情移入してもらうため、そのキャラがどう思ったかどう感じたかを数コマ使って描写することが多いです。

一方、少年漫画はバトルがメインであることが多い為今どこにいて誰が何をしているのかハッキリ描写する必要があります。      

確かによくよく考えてみたら、絵で表現しきれなければセリフで誰かが状況説明をしたりしますよね。

それは、何が起きているかが分からなければ、ファンタジー要素が強い作品程、途端に話についていけなくなってしまうからです。

そう考えると少年漫画の状況描写が多いのにも納得!


またバトル中の動きを入れることでスピード感を出し、テンポを取っているのだと思います。

少女漫画と少年漫画の違い③絵柄

少女漫画→ 細く柔らかい線で繊細かつ全体的にキラキラ

少年漫画→ 太く力強い線ではっきりとした色使い



2つの違いは大まかにこんな感じです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

少女漫画は女性をターゲットにしているだけあって、女性が好きな繊細で柔らかいタッチが多いです。      

   
服や背景だけでなく、心理描写などでもトーンを「これでもか!」 というくらいに使用しています。
   
    

漫画は基本モノクロなので、少しでもカラフルに見えるようにという工夫ではないかと思います。

一方、少年漫画はバトルものが多い為、太い線にすることで力強く見せスピード感迫力を演出していますね。   

そしてリアルさや分かりやすさを大切にするので、トーンなどは使わず基本はベタ塗りでシンプルに仕上げているのだと思います。

分析した結果


    
なんとなく、主人公が女の子だから少女漫画、男の子だから少年漫画だと思っていましたがそれだけではありませんでしたね(笑)

それぞれターゲットの読者層に合わせて、
     

・ジャンル

      少女漫画→恋愛ものが多め

      少年漫画→バトルものが多め

・コマ割

      少女漫画→心理描写に合わせ自由

      少年漫画→状況描写に合わせ細かく

・絵柄

      少女漫画→柔らかく繊細

      少年漫画→強くハッキリ


    
上記3つが違いました。
    


    
少女漫画、少年漫画の両者それぞれに素晴らしい作品はたくさんあるので、可能であれば、性別を気にせず、ぜひ色々な作品を読んでいきたいですね。